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離婚後の住宅ローン、連帯保証人を外す方法はありますか?

離婚後の住宅ローン、連帯保証人を外す方法は?

Q.離婚します。私と子供は家を出て実家に戻り、主人がマイホームに住み続けます。

私は、主人の住宅ローンの連帯保証人になっていますが、連帯保証を外すことはできますか?

A .交渉は困難ですが、可能性はあります。全く手段が無いわけではありません。

ただし、いま利用している住宅ローンを取り扱っている金融機関に相談することは時間を有効に使えているとは言えず、無駄になることが多いです。

住宅ローン診断士で、元銀行員、住宅ローン審査担当経験者の立場からお伝えします。

 

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離婚時の住宅ローン。なぜ連帯保証人を外す交渉は困難なのか?

 

端的に言って、銀行には何もメリットがないからです。

メリットがないどころか、銀行にとっては、連帯保証を外れたいという交渉は、一方的に不利になる交渉です。
窓口の担当者としては、無理だと言って突っぱねた方が得なのです。

そもそも離婚にかかる住宅ローンの一本化などの変更を一切引き受けない金融機関もあります。
例えば、フラット35などがそうです。

 

離婚時の住宅ローンの連帯保証人はどう外す?

 

結論を言うと、希望する条件で、新たに住宅ローンの借り換えができる金融機関を探し、その金融機関に対して、ご主人名義のみの住宅ローンを申し込んで、審査を通すことが最善策です。

金融機関の住宅ローン担当者のモチベーションも保てます。

とは言え、離婚後の住宅ローン一本化に対応してくれそうな金融機関が多いわけではありません。
借り入れる方の年収、勤続年数、不動産価値などの条件によっても、借り入れしやすい金融機関とそうでない金融機関があります。

ですから、借り換え申込者の職業、勤続年数、年収等に加えて、直近のローン返済時に遅滞がないかなどを加味して、申込みすべき金融機関を探すことになります。

 

住宅ローンの借り換え先を探す前に

 

住宅ローンを借り換えるということは、当然のことながら、夫が新たに住宅ローンの審査を受けることになります。

ですから、あなたの夫の協力が不可欠です。

もし、今までの住宅ローンの返済が滞っていたり、勤め先が変わっていたりした場合など、以前の住宅ローン申込み時点と状況が変わっていたら、ローン審査に支障をきたす場合があります。

 

夫が住宅ローンの借り換えが出来なさそうな場合

 

夫の協力が得られなそうなときや、そもそも年収、返済状況などにより借り換えが出来なさそうな場合、次の対策を検討してください。

ただし、夫の住宅ローンの支払いが滞った場合、連帯保証人であるあなたに対してローン支払いの請求が来ることは避けられません。

ですから、可能な限り、次の対策が取れないかどうか探ってみてください。

夫の親類を連帯保証人に追加

 

夫の両親や兄弟などで、新たに連帯保証人となれそうな人が居ないかどうか確認してみてください。

金融機関によっては、あなたとの連帯保証人を入れ替えることを受け入れてくれるかもしれません。

ただし、交渉の難易度は高いです。素直に、住宅ローンの連帯保証人に追加したいと交渉した方が、金融機関側としても受け入れ易くなります。

連帯保証人を追加するとどうなるかというと、あなたの連帯保証を引き受ける負担が少なくなります。

あなた1人が連帯保証人であった場合、ひとり追加すると負担は2分の1になります。

 

ただし、金融機関からは全額請求される可能性は残ります。

 

住宅ローンの保証料を請求

 

あなたが連帯保証をしている場合、ローンの借り主である夫に対し、連帯保証料を請求できます。相場は、借り入れ残高の1%です。

 

ただし、連帯保証人となっていれば当然の権利として請求できるわけではありません。

そもそも、お金が無さそうだということであきらめてしまう場合もあるかもしれません。

しかし、あなたの持っている権利として、どのような権利があるかということは把握しておくべきだと思います。

 

まとめ

 

まず、家に住み続けるのは誰なのか、を整理します。基本は、家に住み続ける人が、名義人でありローン返済者であることで、基本に合わせるように検討します。
その際、離婚に伴ってローンを1本化するために、新たな金融機関と交渉することを前提に考えてください。
借り換え先が見つかりそうなら、現在利用中の金融機関との交渉も有利になると思います。

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